大阪・心斎橋の日本語学校 Futabaブログ

japanese Futaba Language School

日本語(にほんご)

コトバの進化

2018-10-09

文化庁が発表した

平成29年度「国語に関する世論調査」

 

その中で一部の慣用句が

「本来とは違う意味で使われている」という

とても興味深い結果が出ていました。

 

例えば

檄(げき)を飛ばす

本来の意味は

自分の主張や考えを広く人々に

知らせて同意を求めること
」ですが、

「元気のないものに刺激を与えて活気付けること」

と本来の意味とは違う回答した人が

全体の67.4%という結果に・・・

本来の意味を正しく回答した人は

22.1%でした。

 

なし崩し』に関しては、

65.5%の人が

「なかったことにする」と回答し、

本来の意味である

(借金などを)少しずつ返していくこと

と答えた人は

19.5%にすぎませんでした。

 

特に『なし崩し』の用法については

「仕方なく」や

「なんやかんやで、ある方向へ物事が進んでしまう」

などの意味で

『なし崩し的』という

使い方をしている人も

多いようです。

 

今 このブログを読んでくださっている方の中にも

「自分もそう思って、使っている!」という方も

いらっしゃるかもしれません。

この2つの慣用句に関しては、

6割以上の人が誤用しているということで、

「『使う人が増えれば意味が変わる事がある』

『もうその意味に変わったのでは?』など

言葉の意味が変わっていった結果だ」

という見方も多いようです。

 

そうなると日本語教師という職業柄、

外国人学習者へ日本語指導をする際

「本来の意味は〇〇でしたが、

日本人の中で誤用している人が半数を超えたので、

現在では〇〇という意味で使っています」

と、場合によっては学習者を

混乱させてしまうことも・・・

 

このようなケースや

JK語(女子高生が使う流行りことば)などの

若者コトバについて

学習者から

(「若者ことば」についてはたまにですが・・・)

質問があると

背中や額から

汗が

どっと出てきます。


例えば

JK語の「フロリダ」




アメリカにある州の名前ではなく

風呂(フロ)に入るから(SNSなどでの会話から)離脱(リダつ)する

という意味で使われているそうです。

 

今後も

コトバの意味(用法)が

時代とともに

変化していくことは

避けられないことですが、

「コトバの進化」は

とっても

日本語教師 泣かせなのです (゚ー゚;A

 

最近の女子高生たちがよく使う流行りの若者ことばランキング50選(2018年版)

というJK語を紹介しているサイトがありました。

「JK語」 あなたは いくつ分かりますか?

 


 

 

 

文:Matsui

七夕(たなばた)の由来(ゆらい)を 知(し)ろう

2015-07-06

  七夕(たなばた)の由来(ゆらい)を知(し)ろう

7月7日の夜(よる)に願(ねが)いごとを書(か)いた色(いろ)とりどりの短冊(たんざく)や飾(かざ)りを(ささ)の葉(は)につるし、
星(ほし)にお祈(いの)りをする習慣(しゅうかん)が今(いま)も残(のこ)っています。

七夕(たなばた)の由来(ゆらい)といわれているものはつぎの3つが合(あ)わさったものといわれています。
(1)もともと日本の神事(しんじ)であった「棚機(たなばた)」
(2)おりひめとひこぼしの伝説
(3)奈良時代に中国から伝来した「乞巧奠(きこうでん)

これらは7月7日に深(ふか)く関係(かんけい)のあるものばかりです。

(1)神事(しんじ)「棚機(たなばた)」とは
古(ふる)い日本(にほん)の禊ぎ行事(みそぎぎょうじ)で、
乙女(おとめ)が着物(きもの)を織(お)って棚(たな)にそなえ、
神(かみ)さまを迎(むか)えて秋(あき)の豊作(ほうさく)を祈(いの)ったり、
人々(ひとびと)のけがれをはらうというものでした。

選(えら)ばれた乙女(おとめ)は「棚機女(たなばたつめ)」と呼ばれ、
川(かわ)などの清(きよ)い水辺(みずべ)にある機屋(はたや)にこもって、
神(かみ)さまのために心(こころ)をこめて着物(きもの)を織(お)ります。
そのときに使(つか)われたのが「棚機(たなばた)」という織り機(おりき)です。

やがて仏教(ぶっきょう)が伝(つた)わると、
この行事(ぎょうじ)はお盆(ぼん)を迎(むか)える準備(じゅんび)として
7月7日の夜(よる)に行われるようになりました。

現在(げんざい)七夕(たなばた)という二文字()で「たなばた」と当て字(あてじ)で読(よ)んでいるのも、
ここから来(き)ていると言(い)われています。

(2)「おりひめ」と「ひこぼし」伝説
一般的(いっぱんてき)によく知(し)られているお話(はなし)です。
琴座(ことざ)のベガと呼(よ)ばれる織女星(おりひめぼし)は裁縫(さいほう)の仕事(しごと)、
鷲座(わしざ)のアルタイルと呼ばれる牽牛星(けんぎゅうぼし)は農業(のうぎょう)の仕事(しごと)を
つかさどる星と考(かんが)えられていました。
この二つの星は旧暦(きゅうれき)7月7日に天の川(あまのかわ)をはさんで最(もっと)も
光(ひか)り輝(かが)いているように見(み)えることから中国(ちゅうごく)でこの日を一年(いちねん)に
一度(いちど)のめぐりあいの日と考え、七夕ストーリーが生(う)まれました。

(3)「乞巧奠(きこうでん)
乞巧奠(きこうでん)」とは中国(ちゅうごく)の行事(ぎょうじ)で、
7月7日に織女星にあやかり、はた織(お)りや裁縫(さいほう)が上達(じょうたつ)するようにと
お祈(いの)りをする風習(ふうしゅう)です。

庭先(にわさき)の祭壇(さいだん)に針(はり)などをそなえて、
星(ほし)に祈(いの)りを捧(ささ)げる儀式(ぎきし)だそうです。。

やがてはた織(お)りだけでなく芸事(げいごと)や書道(しょどう)などの
上達(じょうたつ)も願(ねが)うようになりました。

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「とんでもございません」は間違い?

2014-05-27

人がほめられているとき、謙遜して「とんでもございません」と話しているのを耳にしたことがありませんか。

これは、丁寧語として本当に正しいのでしょうか?

 

国語辞典で調べてみると

「とんでもない」は「とんでも」と「ない」が別々の言葉になっているのではなく、

「とんでもない」というひとるの形容詞。

 

ということは、「ない」を単独で「ございません」に置き換えることは、日本語として間違いということです。

× とんでも+ございません は 間違いです。

正しくは

〇 とんでもないことです

〇 とんでもないことでございます

といった表現が正しい日本語となります。

 

「とんでもございません」と日常生活で使われている方も多くいらっしゃいますが、

今日からは、正しい日本語に意識を持ち、

あなたの「ことば力」を高めてはいかがでしょうか。

禁句

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